当たり前を壊すところから、文明は始まる〜東洋と西洋の格差〜

「当たり前を壊す」は、どこまで壊せばいいのか?

新しい文明を創る時、間違いなく破壊と創造があります。

 

歴史を見ても、西洋の市民革命は、王様と貴族階級から支配されている事が当たり前だった状態から、それを破壊して、まったく違う秩序が創造されていきました。王が中心だった社会から、個人が中心となる社会に切り替わりました。

 

学問でも、そうですよね。天動説が当たり前で、宇宙の中心は地球であり、私達を中心に天が回っているんだと当たり前に思い込んでいたことが、実は地球が太陽の周りを回っている、という地動説が当たり前になりました。

 

こうして、当たり前を壊すことによって、神を中心としていた世界の秩序が、力を中心にした世界の秩序になったんだと見えてきます。

 

あなたの友達で「神の恵みで雨が降ったんだ!」と本気で言っている人が居たら「およよ?」って思うでしょう?あなたは、雨の性質を科学的に知っているから。つまりは、あなたも、神が中心ではなくて、力が中心の認識になっているわけですね。

 

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一方、東洋は?

さてさて、一方東洋はどうでしょうか?世界の文明をリードしているのは、科学が進んでからはずっと西洋が握っていますよね。あなたの周りを見渡してみてくださいませ。

 

東洋産の何かってありますか?

 

電話も西洋・パソコンも西洋・テーブルも西洋・フライパンや食器類も西洋・電気/ガスも西洋・・もちろん、畳とか和式の便所とか、東洋の文化が根づいている点もありますが、西洋が大きなカテゴリを握っていますよね。

 

こんなに差が起こっているのはどうして?

西洋は何を展開して、こんな風に文明が広がったんでしょうか。それは、次元をどのように捉えたか?であると言えます。

 

「なぜリンゴが落ちないのか?」と「なぜリンゴが落ちるのか?」という問い。

 

リンゴが落ちることを当たり前としていたら、リンゴが落ちないことに疑問を持ち、当たり前としていなければ、リンゴが落ちることに疑問を持ちます。

 

こんな柔らかい発想をしたのが、ニュートンです。そこから力という概念を発見したことで東洋と大きく差をつけました。

 

牛や馬の動物の力を使っていた東洋(固有の体の自分以外で、力は使えない。つまり2+1次元的な概念)に対して、力の概念を利用して、人間自ら、力を使うことが出来るようになり(3次元的な概念)、機械を作って動力エンジンを作った西洋。

 

更に、アインシュタイン相対性理論の発表により、光の等速運動から、時空の曲率=物質の分布量という、縦横高さの3次元に加えて、時間を加えた4次元の概念を生み出すことに成功しましたし、量子力学では、有ったり無かったりするという4+1次元を概念として生み出しています。

 

一方東洋はというと、そういった概念はなく、ずっと2+1次元的な概念にとどまったまま、文明が進んでおり、今は西洋の恩恵を受けている状態です。東洋からみれば屈辱ともいえますよね。

 

「当たり前を壊す」ところから、文明が始まるならば。

どんな当たり前に疑問を持つことか?これが、文明を新しく創造する時のキーワードではないでしょうか。

 

そして、その当たり前とは何か、というと「人間と人間の宇宙は、実在するのか」という所。量子力学でも、観測するまでこの現実は存在しないという結果が出たと言われていますし、私が所属するNRグループも、こんな記事を出しています。

 

blog.kanjutsu.net

tocana.jp

 

Natureにも出てきている「この現実は実在しない」といった内容。

 

「この現実が錯覚である確率が50%」という事をメリルリンチ報告書も出しています。ということは、今まで観測してきたものが全てニセモノとなりますから、人間と人間の宇宙はないという事が、ただの空論のような話ではなく、客観性を持った、有力説になってきていると、見えてきます。

 

宇宙も概念となっていくんです。つまり、物質はなく、意識だ、と。

 

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当たり前が大きく変わる時、何が変わるのか。

どんな文明の変化の時も、当たり前が大きく変わった時に、人々の生き方も変わってきます。人間と人間の宇宙が実在しない事が当然になったら、今までの人間観だって変わっていきます。

 

人間観が変われば、ありとあらゆるモノが変わります。人間関係・教育・経済・政治・そして、文化文明が変わります。

 

当たり前が変わるというのは、それだけのパラダイム・シフトだということです。この体が自分だということが、当たり前ではなくなりますからね。

 

時代は何を求めているのか?

そうした時に、段々と一本の線がつながっていきます。それがAIの登場です。AIは意識領域の開発を主に行っています。つまり物質的な部分ですよね。今の人間の仕事はAIによって奪われてしまうと言われています。実際、本当にそうなってくるのでしょう。

 

そうなった時に、私たちが当然化をベースとした、経済活動が終焉を迎える意味にもつながっています。結局時代が、今の当たり前を破壊してくれと求めているといっても過言ではないでしょう。

 

だからこそ、当たり前を壊すこと、それが「人間と人間の宇宙は実在しない」ということ。そこから、人間のやる仕事は無意識領域の開発となってくるのでしょう。

 

近い将来、新しいパラダイム・シフトが起きることは間違いないと思います。そんな時代に向けて、若い力を結集させていきながら、新しい未来を創っていきませんか?

 

僕はそんな志ある人を探しています。